こんにちは!インクイットブログ担当です。
今回のブログはスチレンパネルや発砲ボードの草分け的存在のゲーターフォームについてです。
パネル商品でのお困りごととしてよく上げられるのが「反り返り」ですが、その弱点を軽減してくれる素材がゲーターフォームです。
GATORFOAM®【ゲーターフォーム】とは?
ゲーターフォームは発泡フォームボード業界を30年以上リードしてきたアメリカ生まれの商品です。
軽量なポリスチレン発泡フォームボードで、表面に特殊コート(ラクセル面)を採用し、高平面性・耐衝撃性・耐久性・耐擦過性に優れたディスプレイ用パネルボードです。アルミ複合板よりも軽量で扱いやすいです。
平面性の維持に優れ、長期間の展示でもそりや曲りが少ないので、 大型ディスプレイだけでなく屋外ディスプレイにも使用可能です。 そのほかにも印刷物の展示・POP広告・サインディスプレイなどに最適です。屋外使用の場合はパネルに貼る素材も屋外向けにする必要がありますが、金属を使用しているアルミ複合板と比べて軽量なため、怪我や災害のリスクは低く抑えられます。
表面と発泡材の色は白と黒の2色が用意されてます。 白はブライト・ホワイトという純白ベースの表面であり、 UV硬化型インクジェットなど、フラットタイプのインクジェットで直接印字が可能です。側面の色をディスプレイの表示内容に合わせることで高級感のある見せ方が出来ます。
ゲーターフォームは通常の1200x2400mmサイズのほか、大判1500x3000mmサイズのスーパーワイドが有る為に、1枚で繋ぎ無しの大型ディスプレイの作成が可能であり、 その他のスペックとして25mm厚、糊なしタイプと片面に強粘着糊を採用した「ハイタック」タイプなど幅広いラインナップが存在します。
どんな場面で使われる?
・展示会・イベントのパネルボード
ゲーターフォームは反りが出にくい構造となっているため、大型のサイズでも施工がしやすく、反りによるパネルの落下を防止します。通常のスチレンパネルでは反りが起こりやすい大型ディスプレイで効果を発揮しやすいです。また軽量の為、持ち運びが容易に出来ます。
・アート・写真等の作品のマウント
写真展やアート作品展の作品展示に適しています。ボード色がホワイト・ブラックの2色展開のため、側面が見える展示の際も作品の印象を壊さずに展示を行うことができます。
・カットを施し等身大パネル
カッティングプロッターで曲線カットを施す等身大パネルは、その堅牢性と作業のしやすさからゲーターフォームが選ばれることが多く、 特に大型のサイズになった時に、パネルの折れや転倒時の破損が起こりにくいため、長期間パネルの美しさを保ちます。アルミ複合板と比べても遜色ない堅牢度が期待できます。
・顔出しパネルの制作
一般的な発泡ボードで制作した時と比べ細い部分の強度が高く、たくさんの人が触れたりする観光スポット的な場所でのパネル使用にも適しています。金属を使用していないので素手で触っても安全性が高く怪我のリスクが低減できます。
【比べてみた】ゲータフォームのメリット
先ほどから特徴として比較対象となっているスチレンパネルやアルミ複合と比べて、様々な部分でメリットを感じて頂けていると思います。簡単に比較表を下記にまとめました。
スチレンパネル | ゲーターフォーム | アルミ複合板 | |
丈夫さ | △ | 〇 | ◎ |
軽さ | ◎ | 〇 | △ |
反りにくさ | △ | 〇 | ◎ |
加工しやすさ | ◎ | ◎ | △ |
いかがでしたか?パネルの種類はたくさんありますが、せっかくなら高品質なパネルを選んだ方が安心しますよね。そんな時、選択肢としてゲーターフォームを覚えていてくれたらうれしいです。
他にもご不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせください!お待ちしております。