こんにちは!インクイットブログ担当です。
サインや広告物作成に当たっては、板状の素材を使用する機会が沢山あると思います。
身近な素材ではパネルと言われる発泡ボードや、屋外向けのアルミ複合板もメジャーな素材の一つです。そのほか、素材の名前は知っていても、実際には見たことや使ったことが無かったりしませんか?
そこで、今回はインクイットで取り扱いのある板素材「ゲーターフォーム(Gator Foam)」と「リボード(Re-board)」との違いをパネルやアルミ複合板と比較してみました。それぞれの素材の特徴を知って活用していただければと思います!
大まかな特徴まとめ!(メリット・デメリット)
- スチレンパネル(Styrene Panel)
- 軽量でありながら、比較的高い強度を持っています
- 比較的低コストで入手できます
- 切断や加工が容易で、自由な形状にカスタマイズできます
- 表面が比較的柔らかいため、傷がつきやすいことがあります
- 長期間の屋外使用には耐久性が不足していることがあります
- 火に対して脆弱であるため、防火性能が低いです
- ゲーターフォーム(Gator Foam)
- 高い剛性と強度を持ちながらも軽量です
- 耐久性が高く、長期間の使用に適しています
- 切断や接着が容易で、製作プロセスがスムーズです
- 表面が平滑で広告物をキレイ見せることが出来ます
- 素材の硬さから、曲げや成形が難しい場合があります
- アルミ複合板(Aluminum Composite Panel)
- アルミニウムの外層が耐久性を高め、耐久性と耐候性に優れています
- 軽量でありながら、高い剛性と強度を持っています
- 耐火性が高く、防火性能に優れています
- デザインの自由度が高く、多様な外観や色が選べます
- 高温環境下では変形する可能性があるため、適切な設計が必要です
- アルミニウムの使用が地域によって制約される場合があります
- リボード(ReBoard)
- リボードは非常に軽量でありながら、高い強度と耐久性を持ちます
- 耐水性があり、屋内外の使用に適しています
- デザインの自由度が高く、曲げや形状変更が容易で3Dディスプレイやカスタムデザインに適しています
- 湿気の多い環境や屋外での一時的な使用にも適しています
- 耐火性が低く、高温に対して脆弱です
- 複雑なデザインや細かなディテールを表現するのが難しい場合もあります
- 大量生産する場合や予算が限られているプロジェクトではコストの面で考慮が必要です
比較表で比べてみよう
それぞれの大まかな特徴は大体わかっていただけたと思います。今度は特性ごとにどの素材にメリットがあるのか、無いのかを比較表の形式で比べてみました。これによってどういった場合に何を選択すれば良いのかが更に分かりやすくなると思います。
スチレンパネル、ゲーターフォーム、アルミ複合板、リボードの比較
特性 | スチレンパネル | ゲーターフォーム | アルミ複合板 | リボード |
---|---|---|---|---|
強度 | 低 | 中 | 高 | 中 |
軽量性 | 高 | 中 | 中 | 中 |
耐久性 | 低 | 高 | 高 | 高 |
防火性 | 低 | 中 | 高 | 中 |
断熱性 | 高 | 一部 | 低 | 一部 |
曲げや形状変更 | 容易 | 中 | 難 | 容易 |
印刷性 | 一般的によい | 一般的によい | 一般的によい | 良好 |
耐水性 | 低 | 一部 | 高 | 一部 |
環境にやさしい | いいえ | いいえ | 一部 | はい |
用途 | 屋内用途に適しています | 広告や展示用途に適しています | 屋外用途に適しています | 広告や展示用途に適しています |
コスト | 低 | 中 | 高 | 中 |
この比較表は一般的な特性を示しており、個別のブランドや製品によって、多少スペックが異なる場合があります。使用目的や要件に応じて、最適な材料を選択することが重要です!
いかがでしたか?板素材は他にもいろいろありますが、大抵の用途にはこちらで対応可能だと思います。これまではアルミ複合板で作っていた看板も、もしかしたらゲーターフォームの方がより良く出来るかもしれない等の発見があれば幸いです。
インクイットでは、お好みのサイズでパネルや等身大パネルを制作できます!商品ページからお見積りも可能ですので、是非チェックしてみてください。