ターポリン(建築工事用シート)のⅠ類・Ⅱ類とは

商品説明

こんにちは。インクイットブログ担当です。

今日はお客様にご質問頂くことがある「ターポリンのⅠ類とⅡ類の違い」についての説明をしていきます。ターポリンは屋外用広告で使用する横断幕や懸垂幕として使われるメジャーな資材なのですが、それ以外に建築用の資材としての側面もあります。どちらかと言えば、建築用資材を安価に屋外広告用に用いたものと言う方が正確です。

今までのターポリンに関する記事はこちら↓

まずは一般的なターポリンの特徴を見てみよう

ターポリンは、耐久性のある合成繊維で作られた防水のシート状の素材です。一般的には、屋外での保護や遮蔽、物品のカバーなどに使用されます。ターポリンにはさまざまな種類があり、以下に一般的なターポリンの特徴を示します。

  1. 材質:ターポリンは一般にポリエチレン(PE)またはポリ塩化ビニル(PVC)などの合成材料から作られます。PEターポリンは軽量で柔軟性があり、耐候性に優れています。PVCターポリンはより重いですが、耐久性と防水性に優れています。
  2. 防水性:ターポリンは一般に防水加工が施されており、雨や湿気から物品を保護します。防水性能はターポリンの品質や材料によって異なる場合があります。
  3. 耐久性:ターポリンは耐久性があり、風や日光に対しても耐性を持っています。しかし、品質によって耐久性に差があるため、使用目的に応じて適切なターポリンを選ぶことが重要です。

Ⅰ類とⅡ類の違い(建築現場や屋外の防水工事において)

Ⅰ類とⅡ類の違いで大きく異なるのは強度の点です。安全性の観点から、建築工事に使用するターポリンは二つの種類に分類することが義務付けられています。シート単体で落下物による危険防止の目的に利用できるものはⅠ類と分類されます。シートと金網を使用して落下物による危険防止の目的で利用できるものをⅡ類と分類できます。そのためⅠ類の方が高い強度と耐用年数を求められているといえるでしょう。その代わりⅡ類の方が安価に購入できるため、広く使用されています。

JIS(日本工業規格) JIS A 8952-1995

JIS A 8952-1995は、「防水被覆用ビニールシート」に関するJIS規格です。この規格では、ビニールシートを防水被覆材として使用する場合の基準や要件が定められています。

具体的には、JIS A 8952-1995では以下の内容が規定されています

  1. 材料の仕様:使用するビニールシートの材質や品質に関する基準が規定されています。耐候性、防水性、耐久性、可燃性などが考慮されています。
  2. 物理的・機械的要件:ビニールシートの厚さ、引張強度、剥離強度、耐熱性、耐寒性などの物理的および機械的な要件が規定されています。
  3. サイズと形状:ビニールシートの寸法や形状に関する基準が示されています。幅、長さ、厚さなどが定められています。
  4. 試験方法:ビニールシートの品質や性能を評価するための試験方法が規定されています。引張試験、耐久性試験、耐候性試験などが含まれます。

JIS A 8952-1995は、建築現場や屋外の防水工事において、ビニールシートを使用する場合の基準として参考にされることがあります。

いかがでしたか?強度に関する具体的な数値をもっと知りたい方は、「JIS A 8952-1995」で検索してみていただければと思います。

インクイットのターポリンはⅠ類とⅡ類どっちなの?

インクイットで扱うターポリン素材はサインディスプレイ用途のものです。

広告用に綺麗にプリント出来る事に主眼が置かれているので工事用のシートの検査を行ってはいないのですが、Ⅰ類相当の強度を有しております。高強度ターポリンのため、耐久性や対候性等も兼ね備えております。せっかく目立つ大きな横断幕などを作っても、すぐに破損してしまってはもったいないですよね。プリントから後加工まで国内工場で一貫生産しているので、資材の品質もさることながら、製品としての品質も高いものをご提供していおります。興味を持たれた方は是非インクイットのターポリン商品をチェックしてみてください。

また、制作前にサンプルなどを確認したい場合は、お問い合わせフォームまたはLINEよりご連絡いただければお送りすることが可能ですので、お気軽にお問合せください!

インクイットブログ担当

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