【用語集】サイン&ディスプレイ・看板業界の専門用語を紹介。これで業者への発注も安心です!

商品説明

こんにちは!インクイットブログの営業担当UGです。業界によっていろいろ専門用語がありますよね。マスターすれば共通言語として仕事を進めやすいのですが、初めて発注する際には伝わってるの?認識が違っているかも・・・という不安を抱えておられる方も多いのかと思います。

サイン&ディスプレイ業界にもいろいろな用語があります。営業担当として実際の打合せで必要な言語をこちらでご紹介いたします。インクイットでの解釈も含まれておりますことご了承くださいませ。これでもうサイン系の印刷を発注する際も安心です!

看板・横断幕などの大判印刷はこちら

目次

印刷方法(インクの種類)

糊付のメディア(印刷用紙)

幕やバナーなどのメディア(印刷用紙)

紙、フィルム系のメディア(印刷用紙)

マウント材 板材(メディアを貼ったりダイレクトにUVプリントして使うもの)

その他マウント材(メディアを貼って使うもの)

加工方法

施工用語

サイン(看板)の種類

備品系

デザイン用語

印刷方法(インクの種類)

CMYKインク

溶剤(ようざい)

対候性があるインクで屋外看板などサインに幅広く使われます。ソルベントとも呼びます。

水性(すいせい)

ポスター・POPなどに使われる発色の良いインクです。

UV(ユーブイ)

UV光(紫外線)を照射させることにより硬化するインクです。乾燥期間を短縮できます。ターポリンや板材にダイレクトプリントで使われます。

ラテックス

モノマー樹脂を含んだインクです。熱で溶解してメディアに定着させます。匂いが無く壁紙などに適しています。

昇華転写(しょうかてんしゃ)

ポリエステル製の布に使用します。転写紙にプリントした後に熱で布地に転写します。のぼりやフラッグなどに使われます。

DTF(でぃーてぃーえふ)

DTF(Direct to Film)はプリントしたフィルムのデザイン部分のみを熱で圧着するプリント方法です。Tシャツやトートバッグ、サンダルなど幅広くフルカラープリントが可能です。

糊付のメディア(印刷用紙)

塩ビ(えんび)

裏に糊が付いていているシートを指します。分かり易く言うと看板用シールです。塩ビタックとも呼びます。屋内外で幅広く使用できます。貼った時に下地が透けないようにグレー糊が一般的。短期・中期・長期や再剥離タイプなど用途に応じていろいろなタイプがあります。

裏白塩ビ(うらじろえんび)

塩ビで裏に白(透明)の糊が付いている物をこういいます。ウインドウ装飾など貼った裏側から見た時に白く見せたい時に使います。塩ビですと裏から見るとグレーになります。

透明塩ビ(とうめいえんび)

主にウインドウ装飾に使います。透明度が高い高透明塩ビのタイプもあります。

電飾塩ビ(でんしょくえんび)

乳半色で光を通す塩ビです。乳半アクリルに貼って内照式看板に使用されます。電気を付けた際に正しい色になるよう濃くプリントします。

カッティングシート

色の付いた粘着シートです。様々な色があります。デザインに合わせて切り抜いて(カッティング)して使用します。

たたきシート

アルミ箔の付いた粘着シートです。凹凸面に叩きながら貼ります。外壁の広告などで使用されます。施工はプライマー処理やコーキングが必須です。

表具紙(ひょうぐし)

展示会・イベント等で木工パネルの壁面や造作に貼るメディアです。経師(きょうじ)とも言います。使用インクは溶剤かラテックスが適しています。水性の場合は施工の際に滲んでしまうので注意が必要です。

幕やバナーなどのメディア(印刷用紙)

ターポリン

屋台の横断幕制作事例

横断幕やタペストリーに最適な素材です。軟らかい合成樹脂でポリエステル製の布を挟んだ生地です。

メッシュターポリン

制作事例・横断幕メッシュターポリン片面プリントロープ入り縫製ハトメ加工

小さな風通し用の穴が空いており、風の強い場所や設置場所が高いところに有効です。

遮光ターポリン(しゃこう)

遮光材が入っており裏透けを防止します。両面印刷が可能です。街頭フラッグや吹き抜けホール中央の垂れ幕に適しています。

FF

内照式の電飾看板で使用するターポリン幕のことを指します。FFシートはフレックス・フェイス・シートの略称です。

ポンジ

ポンジ生地サンプル

一番薄手の布で裏透けします。主な用途はのぼりです。ポリエステル100%です。

トロピカル

薄手の布です。目が細かくポンジよりやや厚手になります。ポリエステル100%です。

トロマット

トロマットタペストリー制作事例

丈夫な布で横断幕やテーブルクロスなど幅広く使用されます。ポリエステル100%です。

スエード

新橋玉木屋様合成紙ポスター・スエード腰巻制作事例

少し光沢のある滑らかな布地です。テーブルクロスやフラッグによく使われます。遮光タイプは両面印刷が可能です。ポリエステル100%です。なめした裏皮ではありません。

紙、フィルム系のメディア(印刷用紙)

半光沢紙(はんこうたくし)

ポスターやPOPで使用される発色の良い紙です。半分ほど光沢があるという意味で、ややツヤのある感じです。

光沢紙(こうたくし)

光沢の強い紙です。フォト光沢ともいいます。半光沢紙同様、ポスターやPOPで使用されます。

ユポ

一般的に合成紙の事を指します。ユポは商標です。耐久性が高く表面はマット調です。 

コルトン

乳白色をした半透明で光を通すフィルム素材です。内照式看板に差し込んで使用します。ライトボックスフィルムと呼ぶこともあります。

メタリー

「メタリーシステム」という、壁や柱などにマグネットベース素材を用いて、装飾やPOPを展開することができるシステムを利用したシートです。

NOALX™(のあるくす)

ノンアルミ複合板。アルミ複合板と比べ落下リスクや配送コストを低減できます。PETを基材としたコシのあるシートで、両面テープやビスなどで簡単に施工が可能です。

マウント材 板材(メディアを貼ったりダイレクトにUVプリントして使うもの)

アルポリ

アルミ複合板
アルミ複合板の仕組み

アルミ複合板3mmのことを指すことが一般的です。樹脂をアルミでサンドした軽くて丈夫な素材で屋外看板に多く使われます。塩ビを貼って使用する事がほとんどです。因みにアルポリの正式名称はアルポリック®(商標)になります。しかしサイン業界の場合はその商標の物では無くアルミ複合板全般をアルポリと呼ぶことが一般的。

アルポリを詳しく。メリット・デメリットもご紹介

スチレン

等身大パネル
スチレンパネル

発泡ボードです。短期向きでイベント・展示会や販促用に使用されます。軽い割に強度があり加工が容易です。厚みは5mm、7mm一般的。ドライマウントも同じ意味で使います。

アクリル

透明の物を指すことが多いです。非常に透明度の高い合成樹脂です。加工やプリントが可能な為、ディスプレイによく使用されます。厚みは様々でディスプレイ用途は3mm~20mm程度が多いです。

骨白アクリル(こっぱく)

白いアクリルのことを指します。ここでいう骨白と白は同意語になります。

乳半アクリル(にゅうはん)

半透明のアクリル板のことです。光を通すタイプで内照式看板で使用されます。

Re-board®(りぼーど)

アパレル展示会でのリボードディスプレイ
リボードの素材アップ

リサイクル可能な紙素材100%の板材です。スエーデン生まれです。紙製ボードですが非常に強度があり什器等の立体的なディスプレイを制作する事が可能です。厚みは8mm、16mmが一般的です。

リボードをもっと詳しく

KROMAボード(くろま)

KROMAボードのディスプレイ
KROMAボードのディスプレイ

ドイツ産まれの薄型エコボードです。紙の原材料であるパルプにFSC®認証林を使用した高品質のボードになります。3mm厚が一般的です。

その他マウント材(メディアを貼って使うもの)

ポリマウント

コシを持たせたい時に行います。PET材に塩ビを貼り込む仕様が一般的です。柱巻などに最適です。

マグネットシート

マウントして磁力のあるサインを制作します。大判も可能です。異方性・等方性では、異方性の方が磁力が強いです。

ゴムマット

ゴムマット素材

マウントして床に敷いてフロアサインにします。底面は滑り止めの仕様になっています。メディア側にも滑り止めのラミネートが必須です。

加工方法

ラミ加工

表面にラミネート加工をすることで汚れや剥がれ耐久性を上げます。UVカット機能が付いたものもあります。ツヤ有り・無しタイプがあります。

ハトメ加工

ハトメ加工

リング状の金具です。横断幕やバナーなどにロープを通して固定する為に行う加工です。

四辺折り返しロープ入り縫製

横断幕を付けたキッチンカー

横断幕などでハトメが千切れないように補強する加工です。屋外で大きなサイズは必須になります。

ウェルダー

ウェルダー加工

ビニール素材などを高周波で圧着する加工です。ターポリンの繋ぎや袋加工に使われます。

ヒートカット

ヒートカット

熱した小手で布地を切り「ほつれ」を防止します。どちらかというと短期向き。ターポリンはヒートカットが出来ません。布限定になります。

三巻加工(みつまき)

三巻縫製

布地をの辺をカットした後に巻き込んで縫製する加工です。ほつれ防止やしっかりした見た目になり長期使用の場合は推奨です。

角R(かどあーる)

角を丸くカットする加工です。例えばR5と表記されていれば半径5mmのRとなります。角丸ともいいます。 

リタック

カッティングシートの上に貼る弱粘着のシートです。リタックを剝すと文字も一緒に剥がれます。それをガラス面等に貼ります。リタックを剝すと文字だけがガラス面に残ります。アプリケーションとも呼びます。材質は和紙とフィルムがあります。

磨き

アクリルの小口を磨く加工です。ツルツルになり透明度が上がります。アクリルブロックなど小口が大きく見えるディスプレイにお勧めです。

面取り

アクリル等をカットしたままですと断面の角が鋭角です。手を怪我したりすることがあるので角を少し削る加工です。糸面取りとも言います。

防炎

日本防炎協会に認定された制作物の事を指します。一般的には制作後に防炎加工を行う訳では無く、防炎加工済のメディアにプリントしたものに対して性能試験を行い認定を取ります。施設によっては幕を設置する場合には防炎が必須条件の場所も多いです。その際は証明シールの添付が必要です。

施工用語

オーバーラップ

分割部分の片方を伸ばし重ね貼りする方法です。分割部分を目立たなくする方法です。ベロ出しと言う事もあります。

タッチアップ

分割部分に帯状のシートを貼る方法です。分割部分を目立たなくする方法です。

突き付け

分割部分を突き付けて貼る方法です。ドン付きとも呼びます。

裏貼り(うらばり)

ウインドウ装飾の透明シートを貼る際に、店内(内側)から貼る場合の貼り方を言います。店外(外側)から貼る場合は普通に外貼りと言います。

コーキング

塩ビシートを貼った際に防水を目的に行います。フチや繋ぎ目に充填する液体で固まるとゴムのような弾力があります。

プライマー

粘着強度が必要な際に塗布します。塗布してから塩ビを貼るとしっかり接着され、めくれや剥がれを防止します。

養生(ようじょう)

設置する壁や什器の毀損や汚れを防ぐ為に保護することを言います。壁や什器に養生テープを貼りその上から施工します。

現調(げんちょう)

現場調査の略です。サイン施工前に現場の状況を確認します。採寸や取付方法を検討します。現調を行う際は料金が発生することが一般的。

場見る(バミる)

取付位置や什器を置く場所に印を付けることを言います。アタリを付けるとも言います。

モックアップ

看板の外観やサイズの検討・確認を目的する原寸大の模型です。サイン業界でのビジュアル確認は紙で原寸出力して確認することがあります。

経師貼り(きょうじばり)

壁や天井などに紙を貼ることです。表具紙に水糊を引いて貼ります。展示会やイベントの木工造作などに貼ります。

高車(こうしゃ)

高所作業車のことです。作業用バスケットと昇降装置がついており高い位置の看板の取り付けなどに使います。

サイン(看板)の種類

横断幕(おうだんまく)

ターポリン横断幕制作事例

横長の幕で宣伝や応援に使われます。縦長の物は懸垂幕や垂れ幕と呼びます。ターポリンやトロマットが適しています。

横断幕を作る

バックパネル

バックパネル3

記者会見やイベントなどで背景として使われます。折り畳みが可能で持ち運びできるタイプもあります。ターポリン・トロマットが推奨。

バックパネルを作る

ロールアップバナー

訴求面をくるくると収納できるバナーです。持ち運びが容易でイベント・展示会で使用されます。ターポリンが推奨。

ロールアップバナーを作る

Xバナー

エックスバナーMサイズ

訴求面の四隅に支柱でテンションを掛けて使うバナーです。支柱がアルファベットのXに見えることから名づけられました。ターポリンの四隅にハトメ加工を行います。

Xバナーを作る

ファサード看板

お店の入口上部に設置されている横長の看板のことを言います。店名やコンセプトを伝えます。

袖看板(そでかんばん)

ビルの側面に取り付ける看板です。店舗名や会社名などを表示します。突出し看板とも言われます。

ポールサイン

一本足の上に盤面が設置されている看板です。ロードサイドなどで外照タイプ、内照タイプがあります。

野立て看板(のだてかんばん)

路地、田畑などに立っている看板です。アルポリと垂木・角パイプなどで制作します。ロードサインとも呼ばれます。

A型看板

A型看板

横から見た時にアルファベットのAに形が似ている看板です。設置と撤去が容易なタイプが多いです。お店の前に設置して誘導を行います。ポスターを差し込みます。

A型看板を作る

備品系

ベルクロ

俗にいうマジックテープです。オスとメスがあります。べりべりと脱着が可能です。サイン業界ではパネルを壁面に取り付ける際やターポリンに縫製したりします。

メカニカルファスナー

3M社製の目の細かいマジックテープです。オスとメスがあります。ベルクロと比べかなり薄手で小型のディスプレイなどでよく使います。

両テ(りゃんて)

両面(りょうめん)テープのこと。麻雀が好きな方が使いがち。

アイボルト

タペストリーを吊るす際に使用する吊りボルトです。ボルトの上部が輪になっています。ボルト側はタペストリーのアルミパイプにねじ込んで使用します。

コッポリ

穴掘りシャベルの事。野立て看板を立てる穴を掘る道具のことを言います。細い穴を掘ることが可能な道具です。

グリ

野立て看板を立てる穴に入れる石の事をいいます。

セメン

野立て看板の柱を支える土台を固定する為に流し込むセメント(コンクリート)のこと。

スケール

長さを図る道具です。メジャーの事です。

デザイン用語

デザイン

イラレ

Adobe Illustrator®(アドビ イラストレーター)というデザインソフトの略です。印刷やWEBデザインのデータ作成に幅広く利用されています。

フォトショ

Adobe Photoshop®(アドビ フォトショップ)という画像編集ソフトの略です。写真やグラフィック画像の編集や合成からWEBデザインまで幅広く利用されています。

ai(エーアイ・エーアイ形式)

イラストレーターで作成、保存されたデータの形式の拡張子です。デザイン.ai などのようにファイル名が表示されます。

RGB

スマートフォンやPCのディスプレイで見る色の表現方法です。赤・緑・青の光の色を掛け合わせて色を表現します。

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CMYK

印刷物の色の表現方法です。シアン(明るい水色)・マゼンタ(濃いピンク)・イエロー(黄色)・黒のインクの色を掛け合わせて色を表現します。

アウトライン

文字の書体情報を図形化(オブジェクト化)することをアウトライン化といいます。

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カットライン

インクジェットプリントでのカットラインとは、パネルやPOP、シールやステッカーのカットする形(仕上がり)を指示する線です。印刷デザインとはレイヤーをわけて作成します。

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カラー版

CMYKのインクで表現する部分のデザインデータです。

白版

透明のものにデザインをする場合、向こう側が透けない様にする部分には白色のインクを印字する必要があります。この場合の白色のインクで表現する部分のデータを白版と呼びます。カラー版とはレイヤーを分けて作成します。

詳しくはこちら

レイヤー

レイヤーとは「層」を意味しています。イラストレーターでは、重なり合ったレイヤーによってデザインデータが作成されます。目的に応じてレイヤーを分けてデザインを作成することで作業がしやすくなります。

解像度

解像度とは、画像の粒子の細かさを表した数値です。解像度が高い画像ほど、大きく引き伸ばしてもきれいにプリントができます。解像度が低い画像は、引き伸ばすとガタガタと粗くなってしまいます。

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ぬりたし

フチなし印刷をするために、あらかじめ仕上がりサイズよりはみ出してデザインを作成することをぬりたし作成といいます。

いかがでしたか?印刷発注・看板制作との打ち合わせの際、わからない言葉がありましたら参考にしていただければ幸いです!

インクイットブログ担当

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