食べ物がおいしく見える写真のポイントは?

データの作り方

こんにちは。インクイットブログ担当です。
昨今、グルメ関連の写真や動画のSNSへのアップが流行ってますよね。見ているとおなかすいてきて困るのですが、せっかくおいしい食べ物画像なら、みんなが美味しそうに見えるような色味で公開したいですよね。そのときに抑えておきたいポイントをいくつかご紹介していきます。

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まずは美味しそうな色味について

食べ物が美味しそうに見える色味には、いくつかの一般的な要素があります。これらは、視覚的な魅力を高め、食欲をそそるために重要です。以下に、食べ物が美味しそうに見えるための主な色味とその理由を挙げます。

赤色:赤色は食欲を刺激する色とされています。例えば、トマトやイチゴのような新鮮な赤色は、鮮度と甘さを連想させます。また、赤い肉(ステーキやローストなど)は、美味しそうで満足感を与える色です。

黄色とオレンジ色:これらの色はエネルギーと幸福感をもたらし、食欲を増進させます。例えば、チーズ、卵黄、オレンジ、ニンジンなどが挙げられます。これらの食材は、温かみのある色合いで、心地よさと満腹感を演出します。

緑色:緑色は新鮮さと健康を象徴します。サラダやハーブ、緑の野菜などは、食材が新鮮で栄養価が高いことを示し、美味しさとヘルシーさをアピールします。

白色とベージュ:白やベージュの色味は、クリーミーでリッチな食感を連想させます。パン、パスタ、ポテト、クリームソースなどは、心地よい風味と満足感を提供する色です。

茶色:茶色は調理されてカラメル化された食材(例えば焼き菓子、グリルした肉、トーストなど)の色であり、香ばしさと深い味わいを連想させます。

紫色:紫色の食材(ナス、紫キャベツ、ベリーなど)は、独特でエキゾチックな印象を与え、美味しさと特別感を演出します。

これらの色味は、食材の選び方や調理方法、盛り付けの際に意識することで、料理の視覚的な魅力を大きく高めることができます。カラフルな食材をバランスよく使うことで、見た目にも美味しそうな料理を作ることができます。

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物撮りの基本

次に食べ物を撮影する時の基本的な設定を簡単にまとめておきます。料理写真を上手に撮影するためには、いくつかの重要なポイントがあります。

  1. 自然光を利用する
    自然光を活用: 日中の柔らかい自然光は料理を美しく撮影するのに最適です。窓の近くで撮影するか、カーテンで光を調整して柔らかい光を作り出しましょう。
  2. 適切な角度を見つける
    上からのショット(フラットレイ): サラダやスープ、デザートなど、平面的な料理に適しています。
    45度の角度: 多くの料理に適しており、立体感を表現しやすいです。一般的なテーブル目線で撮影するときに使います。
    横からのショット: ハンバーガーやサンドイッチなど、層が見える料理に適しています。
  3. 背景と小道具
    シンプルな背景: 料理を際立たせるために、シンプルな背景を選びます。白いテーブルクロスや木製のテーブルがよく使われます。
    小道具の使用: フォーク、ナイフ、ナプキン、花などを使って、写真にストーリー性を持たせましょう。ただし、小道具は料理を引き立てるものにしましょう。
  4. 構図とバランス
    三分割法:写真を縦横三分割し、交点に主題を配置することでバランスの良い写真が撮れます。
    リードルーム: 視線の先にスペースを持たせることで、自然な視線の流れを作ります。
    三分割法 
  5. カメラ設定
    ホワイトバランス: 光の色温度に合わせてホワイトバランスを調整します。特に室内照明の下では重要です。
    マクロモード: 近くの料理を詳細に撮影するために、マクロモードを使いましょう。マクロモードでは、背景がぼけやすくなります。背景がボケることで、メインとなる被写体が際立ちます。
    マクロ撮影

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画像調整でより良く見せよう

写真レタッチ

料理写真を美味しそうに見せるためには、色味の調整が非常に重要です。以下に、写真編集ソフトやアプリを使った具体的な色味調整の方法を紹介します。

  1. ホワイトバランスの調整
    自然な色合いを出す: ホワイトバランスを調整して、料理の色が自然に見えるようにします。例えば、暖色系の照明下で撮影した写真は、ホワイトバランスを「曇り」や「タングステン」に設定することで色かぶりを修正できます。
  2. コントラストの調整
    陰影をはっきりさせる: コントラストを適度に上げることで、料理の立体感を強調し、美味しそうに見せることができます。
  3. 明るさの調整
    全体の明るさを整える: 写真全体が暗すぎると美味しさが伝わりにくくなります。明るさを調整して、全体が明るく見えるようにします。
  4. 彩度の調整
    色を強調する: 彩度を上げることで、料理の色を鮮やかに見せることができます。ただし、過度に上げると不自然に見えるので、微調整が必要です。
  5. ハイライトとシャドウの調整
    ディテールを強調する: ハイライトを少し下げて、シャドウを少し上げることで、写真のディテールをはっきりと見せることができます。これにより、食材の質感が際立ちます。
  6. 色相(ヒュー)の調整
    特定の色を強調: 色相を微調整することで、特定の色を強調することができます。例えば、トマトの赤をもう少し鮮やかにしたい場合、赤の色相を微調整します。
  7. フィルターの使用
    一貫した色味を提供: フィルターを使って写真全体の色味を統一することができます。インスタグラムやSnapseedなどのアプリには、料理写真に適したフィルターが用意されています。
  8. 特定色の調整
    特定の色だけを調整: Adobe Lightroomなどの高度な編集ソフトでは、特定の色だけを選んで調整することができます。例えば、緑の野菜をより鮮やかにしたり、赤いソースの色を強調したりすることができます。

写真の色調整についての人気記事:RGBカラーをCMYKカラーに変換する時のテクニック

これだけポイント!色調整

既に画像になっている食べ物の写真を美味しそうに見せるのには画像調整ソフトを使用するのが便利ですが、多機能であったりどんな効果が出るのかわからなかったりして、少し面倒だなと感じるかもしれません。

そんな時は1点だけ調整をしてあげれば大体美味しそうに見えるポイントがあります!それは食べ物全体を少し赤っぽい方向に色調整してあげることです。例えばトマトが映っていれば、そのトマトがもう少しだけ赤くなる方向に調整してあげれば、写真全体が美味しそうになるはずです。

下のピザの写真では、赤みを強くして温かみのある色に調整してみました。調整前よりも出来立て熱々のおいしそうな雰囲気が出ているかと思います!

いかがでしたか?レストランやカフェ、キッチンカーなどで使う看板の料理写真を撮るときなど、参考にしていただければと思います!

インクイットブログ担当

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