こんにちは。インクイットブログ担当です。
テレビのインタビューや記者会見、展示会や発表会でよく背景として使用されるバックパネル。
よく見かけるけど、どうやって作っているの?
初めてバックパネルを作ることになったけど、いろんなタイプがあってどれがいいかわからない・・・
と思ったことはないですか?
今回はそんなバックパネルの選び方・作り方を完全ガイド!おすすめの商品をご紹介しますので、参考にしてみてください!
そもそも、バックパネルとは
バックパネルとは、記者会見、展示会、インタビューなどで使用される背景用のボードです。
企業ロゴや商品名、メッセージを配置することで、ブランドの認知度を高める効果があります。
布製やパネル型など素材やサイズの種類が豊富で、用途に合わせて選べます。
多くのバックパネルは設置が簡単で、イベントの雰囲気を格上げするアイテムとして重宝されています。
別名”バックボード” ”記者会見ボード” ”インタビューボード” ”背景シート”とも呼ばれます。
デザインには、企業や自治体・官公庁・スポーツチームなどのロゴや商品名などを配置した
市松模様のもの(格子状にロゴなどを並べたもの)が多く用いられます。
使用されるシーン
バックパネルは、以下のようなシーンで活用されています。
- 記者会見・式典:ブランドや企業ロゴを目立たせる背景として
- 展示会・企業説明会:商品説明や企業ブースの装飾として
- インタビュー:視認性を高め、撮影映えする背景を提供
- 撮影スタジオ・オンラインイベント:広告用写真や映像の背景として
- イベント会場:セミナーや発表会、表彰式の背景として雰囲気を演出
バックパネルの種類と用途
主なバックパネルの種類
1・ポップアップ式の幕+システムタイプ(ジャバラ式骨組み)
コンパクトに折りたたまれた本体フレームを広げ、マジックテープでシート(幕)を貼り付ける幕+システムタイプ。
フレームの骨組みはワンタッチで広げることができ、特別な技術がなくても設置できます。
またフレームは折りたたんで専用のバッグに収納し運搬できるので、複数回の使用にも適しています。
同じサイズであれば、シート部分だけを変えて使用することもできますので、
絵柄が変わったら差し替えるなど柔軟な対応が可能です。シートだけでもご注文頂けます。
サイズ展開も豊富ですので、用途や設置場所に合わせてお選びいただけます。
【納期はどのくらい?】
納期は幕部分の素材によって変動します。
ターポリンの場合の納期目安:ご注文/ご入稿後3~4営業日後出荷
トロマットの場合の納期目安:ご注文/ご入稿後7~8営業日後出荷
お急ぎの場合はできる限り調整いたしますので、まずはご相談ください!
【バックパネル(幕+システムタイプ)のサイズバリエーション】
- 3x3タイプ スクリーンサイズ:W2265xH2265mm
- 3x4タイプ スクリーンサイズ:W3005xH2265mm
- 3x5タイプ スクリーンサイズ:W3745×H2265mm
- 3x6タイプ スクリーンサイズ:W4485×H2265mm
- 4x4タイプ スクリーンサイズ:W3005×H3005mm
シート(幕)の部分の素材は、ターポリンまたはトロマットとなります。
【ターポリンとは】
ターポリンは、ポリエステル製の布を軟質の合成樹脂で挟みこんだ生地です。
耐久性が高い防炎素材のシートです。
コストパフォーマンスが高く、短納期でのご対応が可能です。
ただし、運搬の際は巻いて梱包する必要がありますので、荷姿が長さ2M以上の大きいサイズになります。
【トロマットとは】
トロマットは、ポリエステル100%の平織りの布素材です。
表面はマットな質感のしっかり目の布地で、 防炎素材のシートです。
ターポリンと比べ幕の重量が軽量で、たたんで運搬することも可能ですので持ち回りに便利です。
トロマットの場合も、しわにならないようフレームとは分けて梱包いただくのがおすすめです。
2・バックボードタイプ(スチレン)
平滑性の高い板材を使用するボードタイプ。
グラフィックをプリントした光沢紙にマットラミネートをかけ、7mm厚のスチレンパネルに貼り込み、
裏面に自立足を取り付けて仕上げます。 裏面の自立足も本体と同様にスチレンパネル製です。
横幅を分割した状態でお届けします。自立足を組み立てて、分割部分をつなげて使用します。
インクイットのバックボードは、ボード部分が直立する特別な自立足を使用しています。
自立足部分には、必要に応じ注水ウエイトを置いてご使用いただきます。
水を入れたペットボトルなどでも代用可能です。
ボードタイプは、幕を使用するタイプと比べて絵柄面の平滑性が高く、グラフィックがきれいに表現できます。
デザイン面は高級感のあるプリントの光沢紙にプリントし、
表面には撮影時のライトに反射しにくいマットラミネートをかけて仕上げます。
また、スチレン素材であれば大きいサイズでもコストを低く抑えることもできます。
骨組みのサイズに依存しないので、サイズの自由度が高く、幅の大きい背景を作りたいときにおすすめです。
【バックボードのサイズバリエーション】
- スクエアタイプ(S・1800x1800mm、M・2000x2000mm、L・2400x2400mm)
- W3600xH2400mm
- W4800xH2400mm
- W6000xH2400mm
- W7200xH2400mm
分割してお届けしますが、荷姿は大きくなりますので持ち回りせずに1か所で使用する場合におすすめです。
【スチレンパネルとは】
発泡ポリスチレン素材のスチレンボードに、印刷した紙や糊面を貼り合わせたものです。
バックボードのパネルの厚みは7mm厚となります。
また、スチレンパネルはぶつけた時などに傷むことがあるため、設置の際は周囲の壁などに注意して作業することがおすすめです。
3・クイックバックパネル(ウォールバナー)
縦横のバーを連結し、上下に袋加工をしたシート(幕)を上下のバーに通して使用します。
フレームのバー部分は極太パイプ使用で安定感があります。
【クイックバックパネルのサイズバリエーション】
- W1800xH1800mm
- W2000xH2000mm
- W2400xH2400mm
レギュラーのシートサイズは上記の3種類です。
クイックバックパネルの本体は、シートの大きさに合わせてバーの縦横サイズを調整することができます。
W1800〜2400×H1100〜2400mmの範囲内でオリジナルサイズでの作成も可能です。
ご希望の場合はお問い合わせください。
本体は分解して、専用の収納袋に入れて運搬が可能です。
ポップアップタイプと同様に、シート(生地)の取り換えが可能です。シートのみでもご注文可能です。
シート(幕)の部分の素材は、ターポリン・両面遮光ターポリン・トロマットとなります。どれも防炎素材で、丈夫な幕素材となります。
【納期はどのくらい?】
納期は幕部分の素材によって変動します。
ターポリンの場合の納期目安:ご注文/ご入稿後3~4営業日後出荷
トロマットの場合の納期目安:ご注文/ご入稿後7~8営業日後出荷
お急ぎの場合はできる限り調整いたしますので、まずはご相談ください!
両面遮光ターポリンタイプは両面仕様で作成することができます!
4・ロールアップバナータイプ
ロールアップバナーは、本体にデザイン面を収納可能です。
下から上にスクリーンを引き上げて設置します。
設置方法はほかのバックパネルと比べて一番簡単です!
W2000タイプの収納時の本体サイズは 2070x120x120mm と大き目ではありますが、
本体とデザイン面が一体となっているので、運搬も比較的手軽です。ただし、幕の取り換えはできません。
サイズはバックパネルとして使用するなら幅2000mmのタイプがおすすめです。
【バックパネルにおすすめのロールアップバナーのサイズ】
シート部分の素材はターポリン素材(防炎)となります。
持ち周りして繰り返し使用する場合や、とにかく設置がしやすいものがいい場合におすすめのバックパネルとなります。
5・リボードバックパネル
環境に配慮したボード素材、リボードで作るバックパネル。
シンプルなバックパネルタイプと、カーブ形状が印象的なRタイプがあります。
リボードバックパネルR(W3096xD1403xH2150)
リボードとは
リボードは自然素材である木材由来の100%紙素材です。
丈夫で軽量、反りにくく加工しやすいうえに、白いライナーに美しく印刷が可能なため、世界的にも展示会・イベントのディスプレイや販売促進什器に幅広く採用されています。
表面は白色のライナーとなっており、UV印刷に高い適性があります。フルカラーで高精細のグラフィックをプリントでき販促什器・POPディスプレイに最適です。
軽量で加工しやすいため、木工でのパネル設営と比べ、力のない方でも組立てることができ、現場での作業人員コストを抑えることができます。
リボードでは、バックパネルの他にも商品什器や展示会ブースなど様々なディスプレイを作成可能です。
【納期はどのくらい?】
リボードバックパネルの場合の納期目安:ご注文/ご入稿後7~8営業日後出荷
R形状のリボードバックパネルRの場合の納期目安:ご注文/ご入稿後1~2週間後出荷
お急ぎの場合はできる限り調整いたしますので、まずはご相談ください!
各バックパネルのメリット・デメリット一覧表
※スマートフォンの場合は画面を横位置にしていただくと見やすく表示されます
種類 | 設置しやすさ | 持運びやすさ | サイズ展開(mm) | コスト | 納期 | 備考 |
幕+システムタイプ | 〇 | 〇 骨組みとシートは分けて運搬 | 〇 最小2265x2265 最大4485x3365 | 〇 シートの素材によって変動 | 〇 シートの素材によって変動 | サイドカバーありも可能 |
バックボード(スチレン) | 〇 連結方法によりコツがいる場合あり | △ | ◎ 最小1800x1800 最大7200x2400 | ◎ | ◎ | 平滑性が高い、ウェイトの使用推奨 |
クイックバックパネル | 〇 | 〇 骨組みとシートは分けて運搬 | ◎ 1800〜2400 ×H1100〜2400 | 〇 シートの素材によって変動 | 〇 シートの素材によって変動 | 両面対応が可能 |
ロールアップバナー | ◎ | ◎ | △ 最大で 2000x2000 | 〇 | 〇 | 持ち運びしやすい |
リボードバックパネル | △ | △ | 〇 特別サイズで設計も可能 | △ | △ | 環境に配慮した素材 |
サイズとデザインの決め方
本体サイズの決め方
本体のサイズは下記の3つのポイントに基づいて決めていきましょう。
イベントの規模
バックパネルを使用するイベントの規模はどのくらいでしょうか?
たくさんの人が集まるイベントや、カメラでの撮影が入る場合は、デザイン面はできるだけ大きいものがおすすめです。
デザイン面の面積が広ければ、いろいろな方向から撮影しても背景は途切れにくいでしょう。
プレゼンターの人数
また、バックパネルの前に立つ人の人数も合わせて検討しましょう。
人数に合わせて、ゆとりのあるサイズを選ぶのがおすすめとなります。
1~2人であれば幅2M程度~、3~4人であれば幅3M~のサイズを選ばれると、人物と背景のバランスがとりやすいようです。
設置場所の寸法を確認
バックパネルを設置する場所の寸法も、必ず前もって確認しておきましょう。
奥行については、種類によって300mm~800mm程度とばらつきがあります。
また天井が低いと、組立の段階でパネルが天井にあたってしまう場合もあります。
会場の天井の高さも必ずチェックしておきましょう。
デザイン・市松模様のマスのサイズの決め方
よくあるサイズ感
バックパネルのデザインの定番、市松模様。
ひとつひとつの格子サイズをどのくらいにするか迷ったことはないですか?
よくあるサイズは、1マス 300mm くらいです。
マスは必ずしも正方形にするケースばかりでなく、長方形のマスを使用する場合もあります。
背景と人物のバランス
マスの大きさと人物のバランスをかんたんにイメージ図にしてみました。
実際は、パネルから人物がどのくらい離れて立つかでも見え方が変わりますので
どのような構図で写真を撮るかを踏まえてサイズを設定するとより効果的です!
バックパネルの作り方
インクイットでのバックパネルのご注文の流れを紹介します。
ご注文の流れ
- 商品を選びます。
- 商品ページでサイズやオプションを選択します。
各項目を選択すると、金額が表示されます。
このままカートに入れて、見積もりを発行することも可能です。 - ご注文
お支払方法・お届け先を設定して、ご注文下さい。
ご注文確認メールがお手元に届きます。 - ご入稿
メールに記載のリンクから、デザインデータをご入稿いただきます。 - データチェック完了後、お届け日をお知らせします。
- 印刷・お届け
デザインデータの作り方
デザインデータは、お客様自身で作成したデータをご入稿いただくか、デザイン作成をご依頼いただくかをお選びいただけます。
各商品ページには、イラストレーター用のデザインテンプレートをご用意しております。
お客様のデザインしたデータをそのままプリントする場合は、ご注文後、ご入稿データを送信いただきます。
【対応する入稿データ形式】
- イラストレーター・フォトショップで作成したデータ
- PDF・画像データ
デザインをご依頼いただく場合は、
・デザインデータ作成商品 と
・作りたい商品(バックパネル) を
一緒にカートに入れ、ご注文ください。
手書きや、ワード、エクセル、パワーポイントなどでご用意いただいたラフをもとに、
印刷用のデザインデータを作成いたします。
ロゴの配置などが必要な場合は、合わせてロゴデータなどもお送りください。
バックパネルを設置するときの注意点
十分な広さのある場所で
バックパネルを設置・組み立てするときは、十分な広さのある場所で作業をしましょう。
2人以上での作業がおすすめ
バックパネルは仕上がりサイズが大きいディスプレイとなりますので、2人以上での作業がおすすめです。
大きさに応じて、必要な作業人員を確保してから作業をしていきましょう!
最後に全体を確認
最後に、少し離れてパネルが倒れる恐れがないか・絵柄がずれていないかを確認しましょう。
パネルの種類や設置場所に応じて、注水ウエイトなどもぜひご活用ください。
いかがでしたか?
バックパネルは、イベントや記者会見をもっと魅力的に演出してくれる頼れるアイテムです。
使うシーンや目的に合わせてサイズやデザインを工夫すれば、ブランドやメッセージをしっかりアピールできます。
この記事を参考に、ぜひ理想のバックパネルを選んでみてください!
インクイットでは初心者の方でも安心して注文できるようサポート体制をとっておりますので、気になることがあればお気軽にお問い合わせください。