こんにちは!インクイットブログ担当です。
今回は、写真データのカラーモードをRGBからCMYKに変換するとどんなことが起こるのか?を検証してみたいと思います!
そもそも、RGBとCMYKとは・・・
ざっくりお伝えすると、スマートフォンやPCのディスプレイで見る色はRGBで、印刷物の色はCMYKで表現されています。
RGBとCMYKでは色の作られ方が違うために色域も違います。色域(gamut)とは色の表現領域のことで、どれくらいの色を表現できるかの範囲のことです。RGBのほうがCMYKよりも広い色域をもっています。ですのでRGBで表現されている色をCMYKで表現するとくすんだ感じになる色も出てきます。
実際どんな感じになるのかシミュレーションしてみました!
実際の写真でどんな感じになるのか、簡易的に検証してみました!
RGBモードの写真を、Adobe Photoshopを使用してCMYKモードに変換し、画面上で違いを比べてみました。
お使いのデバイスの画面や、プリントするプリンターによって色味は変わってきますが、2つのカラーモードでの色の傾向の参考にしていただければと思います!
オレンジの写真
左がRGBモード、右がCMYKモードの写真です。RGBと比べCMYKでは、オレンジの皮や果肉の色が少しくすんで鮮やかでなくなっています。
人物写真
次は人物写真です。RGBのほうが、モデルさんの少しモデルさんの血色がよく見えます。また髪色や衣装のピンク色も、CMYKモードでは少し彩度が落ちてグレーがかっています。
食べ物の写真
食べ物の写真でも比べてみました!バンズやトマト、野菜バックの海の色が若干くすんでいる感じです。また、RGBの方が少し明るさのコントラストが強い印象を受けます。
色の変化の傾向
色の変化がわかりやすい写真を用意してみました!RGBモードの方が、オレンジや紫色がより鮮やかに見えます。
色見本の写真です。ぱっと見はあまり違いは気になりませんが、くらべてみるとCMYKモードの方が黄色や緑色がくすんでいます。
全体的な傾向として、
・鮮やかな色 とくに
・黄~黄緑、水色、青色、ピンク色などの色
は特に違いが目につきやすいようです!
彩度の高い色のデザインの時は注意が必要ですね。
まとめ
いかがでしたか?画面上のRGBカラーと印刷物のCMYKカラー、じっくりみると結構違いがあることを感じられたでしょうか?
ちなみに、インクイットではRGBモードでデータをご入稿いただいた場合は、CMYKに変換して印刷しています。
”画面と印刷では少し色合いが変わる” ということ、把握しておいていただければと思います!