こんにちは。インクイットブログ担当です。
今回はタペストリーや幕に大活躍の「トロマット」素材をご紹介します!
トロマットとは?
ずばりトロマットは、ポリエステル100%の化学繊維(※以下、化繊)で作られた生地です。ポリエステル100%というと洋服等の素材で目にする事が多いと思います。皆さんが目にする事がある化繊の生地では、のぼりとして使用される事の多い代表的なものが「ポンジ」です。このポンジが分厚くなって丈夫になったものが「トロマット」というイメージです!
トロマットの特徴
トロマットは布素材の中でも発色が良く、繊細な印刷表現が可能と印刷適正が高く、また生地が丈夫で屋内、屋外問わず利用できる部分で非常に人気のある素材です。印刷適正、持ち運びのしやすさ、屋外でも利用できる丈夫さ、を兼ね揃えたハイブリッドな素材です。横断幕の素材に悩んでしまったらとりあえずトロマットを選んで頂くというのも悪くない選択だと思います。
トロマットで作れるもの
トロマットをオススメする場面は様々ですが、下記のようなシーンで活用されます。
- 室内で掲示する横断幕
- 屋外でも利用する可能性がある横断幕
- スポーツ、イベント等持ち運びの頻度が高い応援幕
- 室内用バナーで防炎加工が必要な場合
- タペストリー
- バナースタンド
ターポリンとの比較
ここまで読んでいただければ、トロマットの使用場面はターポリンと重なる部分が多い事が分かると思います。そこでターポリンとトロマットの簡単な比較表を見てみましょう。
特性 / 用途 | トロマット | ターポリン |
---|---|---|
プリントサンプル | ||
インクジェットプリント | 昇華転写 | UVプリント、溶剤プリント |
シワ | つきにくい、解消しやすい | 解消しにくい |
耐久性 | 室内使用向け(UV耐候性低い) | 屋外使用向け(UV耐候性高い) |
防水性 | 一般的にあり | あり |
屋外使用 | 向かない | 適している |
ポータビリティ | 軽量で持ち運びやすい | 大きなシートで持ち運びが難しい |
適した用途 | 応援幕、テーブルクロス、バナースタンド | 横断幕、懸垂幕、屋外バナー |
トロマットの注意点
ターポリンとの比較でも分かると思いますが、トロマットは基本屋内使用が前提です。屋外に長期間設置する場合にはターポリンの方が適している事が多いと思われます。発色良く軽量ですが、ポスターなどで使用される紙類に比べれば見劣りしてしまいます。一番の特徴、強みは軽量で持ち運び易く、皴になりにくい事なのであちこちで使用する屋内の掲示物の作成が適していると言えそうです。
トロマットを長持ちさせるには
トロマット製品をお手入れ、保管する場合は、以下のことに気をつけてください。
- トロマットの印刷面は摩擦に弱いため洗濯機は使わず、中性洗剤で手洗いをします。変色を防ぐため、漂白剤や蛍光剤、洗浄力の強い弱アルカリ性洗剤や石けんは使わないでください。
- 日光による色褪せを防ぐため、トロマットの印刷面を内側にして日陰に干しましょう。
- トロマットは、熱に弱いので乾燥機は使用しないでください。
- アイロンをかける場合は120℃以下の中温で手短にかけてください。
- 色褪せ、色移りを防ぐため、直射日光、高温多湿を避けて保管しましょう。
いかがでしたか?トロマットは展示会で使用するバナー類や応援幕といったアイテムで活躍できる素材です。インクイットでも販売していますので、商品ページもチェックしてみてください!
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