デザインの「あしらい」とは|意味・種類・印刷デザインでの活用ポイント

データの作り方

「ベタっと見えるので、軽くあしらい入れたいですね」

「文字だけだと弱いから、ワンポイントあしらい欲しいです」・・・

デザインの現場や修正指示で、こんな言葉を聞いたことはありませんか?

なんとなく意味はわかるけれど、
「あしらいって具体的に何?」
「どこまで入れればいいの?」
と迷ってしまう方も多いはずです。

本記事では、

  • デザイン用語としてのあしらいの意味
  • よく使われるあしらいの種類
  • 印刷デザインでの具体的な活用例と注意点

を、印刷物制作の視点でわかりやすく解説します。


デザインの「あしらい」とは?

あしらいの意味を簡単に解説

デザインにおけるあしらいとは、
文字や写真などの主役を引き立てるために加える補助的なデザイン要素のことです。

罫線や図形、色面、アイコンなどを使い、

  • 情報を整理する
  • 見やすくする
  • 印象を整える

といった役割を担います。

ポイントは、
あしらい自体が目立ちすぎないこと
あくまで主役の文字や写真などのコンテンツを引き立てる存在です。


「装飾」との違いは?

あしらいと似た言葉に「装飾」がありますが、
印刷デザインでは少しニュアンスが異なります。

  • 装飾:見た目を華やかにすることが目的
  • あしらい:情報を伝えやすくするための工夫

特にチラシやポスターなどの印刷物では、
「読みやすさ」「伝わりやすさ」を意識したあしらいが重要になります。


印刷デザインでよく使われる「あしらい」の種類

図形・ラインのあしらい

もっとも基本的なあしらいが、
罫線・枠線・帯状の図形です。

  • 見出しと本文の区切り
  • 情報ブロックの整理
  • 視線を止める役割

チラシやパンフレットでは定番の手法で、
印刷でも安定して使いやすいあしらいです。


背景・色面のあしらい

文字の背後に色を敷く「色面」も代表的なあしらいです。

  • 見出しを目立たせる
  • 文字の可読性を上げる
  • 紙面にメリハリを出す

印刷では、
淡すぎる色は出にくい
ベタが多すぎると重たい印象になる
といった点も意識しましょう。


アイコン・ワンポイントのあしらい

矢印・チェックマーク・ピクトグラムなどのアイコンは、

  • 注意点
  • おすすめポイント
  • 手順説明

などに向いています。

小さな要素ですが、印刷物では意外と目に入りやすく、
視線誘導や理解補助として効果的です。


写真・イラストを使ったあしらい

写真やイラストを「主役」ではなく、
背景的に使うのもあしらいの一種です。

  • 写真を大きく敷いて文字を載せる
  • 一部をトリミングして配置する
  • 透過やぼかしで主張を抑える

印刷では、
解像度不足に注意が必要です。

インクジェットプリントの場合は、仕上がりサイズにした際の解像度が100~150dpiあれば安心です。


印刷物で「あしらい」を使う目的・効果

デザイン

情報を整理し、読みやすくする

文字だけの紙面は、
どうしても読まれにくくなります。

あしらいを使うことで、

  • 情報のまとまりが一目でわかる
  • どこから読めばいいか判断しやすい

といった効果が生まれます。


視線誘導・強調をコントロールする

人は印刷物を、
上から順番にきれいに読むとは限りません。

あしらいを使えば、

  • 見出し → 要点 → 詳細
  • キャッチ → メリット → 問い合わせ

といった視線の流れを自然に作ることができます。


印象・ブランド感を演出する

あしらいの形・色・使い方によって、

  • シンプル
  • 高級感
  • ポップ
  • 信頼感

など、印象は大きく変わります。

企業ロゴやコーポレートカラーと合わせたあしらいは、
ブランドイメージの統一にもつながります。


印刷デザインでの「あしらい」活用例

チラシ・フライヤーの場合

  • 見出しに色帯を入れる
  • 価格部分を枠で囲む
  • 注意書きに背景色を敷く

情報量が多いチラシほど、
あしらいによる整理が重要になります。


ポスター・展示会パネルの場合

  • 大きな色面+少ない文字
  • 写真の上に半透明のあしらい
  • 遠くからでも読める構成

展示会や店頭では、
一瞬で伝わることが最優先です。


タペストリー・大型印刷の場合

  • 細すぎる線は潰れやすい
  • 小さなあしらいは見えにくい
  • 実寸での見え方を意識する

大型印刷では、
データ上での見た目と実物の差に注意が必要です。


あしらいを使いすぎないための注意点

主役を決めてから使う

あしらいを入れる前に、

  • この印刷物で一番伝えたいことは何か

を明確にしましょう。

あしらいが多すぎると、
かえって何も伝わらなくなります。


印刷で再現できるかを意識する

  • 極端に細い線
  • 非常に淡い色
  • 複雑なグラデーション

は、印刷では再現しにくい場合があります。


データ作成時の基本チェック

  • カラーモードはCMYK
  • 文字はアウトライン化
  • 画像解像度は適正か

あしらいも含め、
印刷前提のデータ作りが大切です。


まとめ|印刷デザインにおける「あしらい」とは

あしらいとは、
デザインを飾るためのものではなく、伝えるための工夫です。

印刷デザインでは特に、

  • 読みやすさ
  • わかりやすさ
  • 見る距離やサイズ感

を意識したあしらいが重要になります。

あしらいの考え方ひとつで、
印刷物の「伝わりやすさ」と「仕上がりの印象」は大きく変わります。
特に印刷では、データ上の見た目だけでなく、実寸・距離・素材を意識することが重要です。
デザインや印刷で迷った際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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