【ラミネート・PP・パウチの違いとは?】大判インクジェットプリントの加工方法をわかりやすく解説!

商品説明

こんにちは。インクイットブログ担当です。

ポスターやパネルの印刷を注文するときに、「ラミネート加工」や「PP加工」、「パウチ加工」という言葉を見たことはありませんか?

インクジェット印刷の加工には、様々な工程があり、用途に合わせて適切な加工を選ぶ必要があります。

この記事では、ラミネート・PP・パウチは何か違うのか?」その一般的な意味と、

インクジェットプリントを注文するときの意味の違い、各加工の特徴を紹介していきます!

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一般的な意味合いでのラミネート・PP・パウチとは

一般的には、ラミネート・PP・パウチとは下記の意味合いとなります。

  • ラミネート: 紙や布などの表面をプラスチックフィルムで覆って保護・補強する加工方法。
  • PP(ポリプロピレン): 軽くて耐久性があり、食品容器や包装、文房具などに使われるプラスチック素材。
  • パウチ: 書類やカードを透明フィルムで挟み、熱で密封して保護する加工(パウチ加工)や、液体・食品を入れる密封可能な袋(パウチ袋)を指す。

インクジェットプリントの加工方法におけるPP・ラミネート・パウチは、一般的な意味合いとは少し異なります。

インクジェットプリントにおけるラミネート・PP・パウチとは

ラミネート加工とは?

ラミネート加工のイメージ図

インクジェットプリントにおけるラミネート加工とは、印刷物の表面に透明のフィルムを圧着する加工のことです。

縮めて”ラミ加工”と呼ばれることもあります。

印刷物の耐久性を上げる効果と、表面にツヤ(グロス)やマットなどの質感を与えて見た目の高級感を高める効果があります。

ラミネート加工は、ポスター、パネル、等身大パネル、看板用の塩ビシート(塩ビタック)、紙製のタペストリーなどに幅広く用いられています。

印刷物の表面に圧着する透明のフィルムは、ラミネートまたはラミネートフィルムと呼ばれます。

ラミネートフィルムには、様々な素材があり、加工するメディア(印刷する紙やシート)や、使用用途によって最適なものを選ぶ必要があります。

インクジェットプリントではラミネートは基本的には絵柄面のみ、片面にフィルムを圧着する加工を指します。

裏面と用紙の断面はラミネートフィルムに覆われません。

両面にフィルムを圧着したい場合は、”両面ラミネート” ”両面ラミ”と伝えるとスムーズです。

代表的なラミネートフィルム

ラミネートフィルムの基材用途メリット
PP(ポリプロピレン)短期使用のポスター・パネル・等身大パネル等屋内の掲示物に最適。コストパフォーマンスが高い。
PVC(塩化ビニール)中長期用のポスター・パネル・等身大パネル・看板・塩ビシート等対候性が高く、屋外の掲示物に適している。UVカット機能。
PET(ポリエチレンテレフタレート)アドピラー(柱巻き)、フロア用のエンボスラミネート丈夫で厚みとコシがあり透明度が高い。

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PP加工とは?

インクジェットプリントにおけるPP加工とは、PP(ポリプロピレン)素材のラミネートフィルムを印刷物の表面に圧着する加工のことです。

ラミネート加工のPP素材を使用するバージョン、ととらえていただければ問題ありません。

パウチ加工とは?

パウチ加工のイメージ図

インクジェットプリントにおけるパウチ加工とは、印刷物(紙など)を透明なフィルムで挟み、熱圧着して密封する加工のことです。ホットラミとも呼ばれます。

印刷物の耐久性・耐水性を高める効果があります。

主に、飲食店のメニュー表や、施設の利用者カード、ポスターなどに用いられます。

ラミネート加工との大きな違いは、印刷物の両面を加工することと、フチに”耳”(フィルムのみの部分)ができることです。

用紙の断面もパウチのフィルムに覆われるので、ラミネートと比べて高い防水性があります。

ただし、パウチの場合は、ラミネートよりも加工できる用紙の厚み、サイズが限られます。

このため対応できる用紙はラミネートよりも少ないです。

おすすめのシーン別の加工方法

  • 短期で使用するポスターやパネル:ラミネート加工(PP加工)
  • 看板や塩ビシート、中長期で使用するポスターやパネル:ラミネート加工
  • メニュー表やカード:パウチ加工

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ラミネート加工を注文するときは

ラミネート加工をご依頼いただく場合、インクイットでは

ご注文の用紙に合わせて最適なラミネートの素材を選定し、加工いたします。

耐久性について確認されたい場合は、使用シーン(屋内か屋外か)、使用期間、使用方法を添えてお問合せください。

また、ラミネート加工する商品をご注文の際は、ご希望の質感をご指定下さい!

グロスラミネートの仕上がり例
グロスラミネート
マットラミネートの仕上がり例
マットラミネート

表面の質感は、

  • グロス:ツヤのある質感。高級感やシズル感を出したいシーンにオススメ
  • マット:つや消しの質感。印刷面の光の反射を抑えたいシーンや落ち着いた仕上がりにしたいときにオススメ

からお選びいただけます。

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いかがでしたか?

ラミネート・PP・パウチ加工それぞれの違いを理解して、大判印刷の注文をスムーズに進めていきましょう!

印刷会社によっても、加工の名称が変わる場合がありますので、事前に確認しておくと安心です。

ご不明なことがありましたら、お気軽にご相談ください!

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#PP #ラミネート #パウチ #インクジェットプリント

インクイットブログ担当

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