こんにちは!インクイットブログ営業担当のUGです!
丈夫で反り難いパネルや屋外でも使えるパネルを作るときはアルミ複合板を使用するのがオススメですが、お客様の中には結構高いのでは?と思われている方も多いです。今回はそんなアルミ複合板(通称:アルポリ)パネルの価格についてお話させていただきます。
ずばり金額の構成要素
気になる金額は、ずばり下記4つの要素で決まります。
- サイズ
- 印刷方法
- 加工
- 数量
サイズに関して
サイズに関しての価格は使用する板のサイズで決まってきます。元の板のサイズで一番多く流通しているのが三六判です。サブロクバンと読みます。畳一畳分のサイズとも言われたりもします。三六判のサイズは910mm×1820mmです。フチから10mmの範囲は余白として、900×1800mmのサイズと考えるのが一般的です。
この板をどのくらい使用するか?によって板の金額が変わってきます。業者によっては制作物の面積分だけの金額計算をするところもあれば、サイズの大小にかかわらず板一枚分の金額で計算する業者もあります。小さいサイズの場合、前者の方が見積もりは安価になります。板を在庫しているか否かや、日ごろアルミ複合板の制作を行っているかによって計算が変わってくると思います。余った板を別の案件で使えるか、破棄するかによって変わってくるという感じです。
因みに三六判以外にアルミ複合板のサイズは、四八判(シハチバン)1220mm×2440mmや、メーター板1000mm×2000mmがあります。
印刷方法に関して
印刷方法で一番のオススメは、塩ビタックシートに、屋外耐候性があるソルベントインクで印刷する方法です。看板用の一般的な使用でいわゆるペンキのような油性インクです。これにUVカットのラミネートを施してアルミ複合板に貼り込みます。表面も保護していますので雨風やキズに強いパネルが出来ます。しかし綺麗に貼るにはやはり技術が必要なので慣れてる制作会社に依頼するのが良いと思います。
その他の印刷方法は直接ダイレクトに板にプリントする方法もあります。UVインクジェット等と呼ばれます。直接プリントを行いいますので、貼りの技術や手間がかからない分、先に紹介しました塩ビタックシートの貼り込みの仕様より安価に提供している業者もあります。
加工に関して
加工に関してはオプション的な感じで金額に加算されることが多いです。
例えばフェンスに取り付けする場合は穴あけ加工を追加したり、角が尖って危ない場合はRを付けたりします。その他、パネル四辺の出力シートを裏に巻き込む加工も可能です。巻き込むだけで小口にも色が付き一気にデザイン性や高級感がUPします。(私個人の感想も含まれていますが、お客様の評判も良いです!)そしてシートの縮みも防げるので耐久性もUPします。
その他の加工としては任意の形状にカットも出来ます。等身大パネルや顔出しパネル等ですね。正確にはカットというよりミ―リング(回転刃)で削って任意の形状に仕上げます。
数量に関して
やはりお見積りには数量が関わってきます!印刷方法はインクジェットの場合は小ロットから安価に制作が可能です。更に数量が増えると単価が下がっていく傾向があります。一気に出力するとその分、機械の稼働率やオペレーターの時間が短縮されるからですね。その他、先に述べた制作サイズも関わってきます。数量が多い際は原反に対して取り寸法や何枚作れるかも大きく関わってきます。三六判1枚から制作物2枚作れる場合と、制作物のサイズを少しだけ小さくすれば3枚作れる場合は板のコストが1.5倍も違ってきます。要検討ですね!
どのような仕様で作れば安価になるか
アルミ複合版のパネルをより安価に作るには、これまでお話した要素の他に納期なども関わってくるケースがあります。インクイットではお作りになりたいパネルの用途や期間、ご予算等をご相談いただけましたらより良い方法をご提案させていただきます。1枚でも10,000枚でもお気軽にご相談くださいませ。