アートボードの作り方を学ぼう!イラレ初心者向け解説

データの作り方

こんにちは。インクイットブログ担当です。

今回はAdobe Illostrator®でのアートボード について解説します!

基本の作り方のほか、

「新規作成の時にどんな設定をしたか忘れた!」「設定を変えたい」という方のために

サイズや設定の変更方法も紹介します。

インクジェットの大判印刷のデザインの際に参考にしてみてください!

この記事で学べる事

イラストレーター初心者の方にもわかりやすいように説明していきます!

そもそも、アートボードとは?

白いキャンバス

イラストレーターにおけるアートボードとは

イラストレーターにおけるアートボードとは、印刷デザインやイラストレーションを作成するための作業領域です。

絵画で言えばキャンバスや画用紙のような役割です。

イラストレーターでは、作成したアートボードの中に要素を配置/描画してデザインを作成します。

印刷における役割

印刷の際は、原則アートボード内に配置されたデザインが印刷されます。

アートボードは一つのファイルの中に複数作ることもできます。

各アートボードごとに、デザインデータを印刷したり、PDFや画像として書き出す(エクスポートする)こともできます。

例えば同じプロジェクトで、サイズ違いのデザインを用意するときやデザイン案のバリエーションを作る場合に複数のアートボードを活用することで効率的に作業が可能です。

フォトショップとはどう違う?

フォトショップにも、Photoshop CC 2015からアートボード機能が搭載されました。

アートボード機能を使用することで、一つのファイル内で複数のカンバスを管理することができます。

役割としてはイラストレーターのアートボードと大きく変わるところがありませんが、イラストレーターとフォトショップではソフトとしての特性が異なりますので、用途により使い分けることがおすすめとなります。

イラストレーターとフォトショップの違いについては、下記のブログで詳しく紹介しています!

【ざっくり解説】イラストレーター・フォトショップってどんなソフト?

アートボードの作り方・新規作成

それではイラストレーターでのアートボードの作り方を見ていきましょう!

例として、A0サイズのアートボードを作成してみます。

イラストレーターでアートボードを新規作成

イラストレーターを開き 新規作成

プリセットの詳細 で

幅 高さ を入力

右上の単位は ミリメートル を選択

カラーモード CMYKカラー を選択

ラスタライズ効果 標準(150dpi) を選択

→ [作成]

※印刷物によって、ラスタライズ効果は150dpi以外で設定する場合もあります。

できました!

画面の白いエリアがアートボードです。

アートボードの修正方法

一度作ったアートボードを修正したり、設定を確認する方法を紹介します。

アートボードを操作するには、ツールバーの”アートボード”ツールを使用します

アートボードを追加/削除するには?

アートボードツールの状態で、任意の場所をドラッグすると新しいアートボードが作れます。

アートボードのサイズ変更をするには?

編集したいアートボードをダブルクリックすると、アートボードオプションのウィンドウが開きます。

ここで 幅 高さ を編集するとサイズ変更ができます。

解像度の設定を確認・変更するには?

解像度(ドキュメントのラスタライズ効果)の設定は下記の手順で確認できます。

効果 → ドキュメントのラスタライズ設定

解像度 の 項目で確認・編集できます。

カラーモードの設定を確認・変更するには?

カラーモードの設定は下記の手順で確認できます。

ファイル → ドキュメントのカラーモードの項目で確認・変更できます。

インクイットのデザイン作成

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インクジェットプリントでのアートボード作成のポイント

印刷工場

解像度に注意が必要

印刷方法について、必要な画像解像度は異なります。

一般的なフルカラー印刷の場合は、仕上がりサイズ原寸で350dpiが適当と言われます。

インクイットで扱うインクジェットプリントの場合は、画像解像度は仕上がりサイズで100~150dpiが適当です。

アートボードの新規作成時は作るものに合わせて解像度を設定しましょう。

そもそも解像度って何?という方はこちら

インクジェットプリントに適した画像解像度とは?

複数のアートボードを使用するとファイルサイズが重くなることも

複数のデザインを作成・管理するのに便利なアートボード。

ですが、ファイルサイズの大きい画像を使用したり、アートボードサイズ自体が大きい場合、ファイルが重くなるケースが多いです。

大判の横断幕などでは、写真などのサイズも大きくなりがちです。

ファイルサイズに応じてデザインごとにファイルを分けて作成するなど、工夫していきましょう。

デザインについての記事をもっと見る

いかがでしたか?

デザインのファーストステップとなるアートボードの作成方法、ぜひ覚えて活用いただければと思います!

インクイットではデザイン作成をご依頼いただくことも可能です。

やっぱり自分でデザインをつくるのは難しい・・・というような場面で活用ください。

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