Affinityで大判タペストリーの印刷データを作る際、
「ぬりたしはどこで設定する?」「PDFの書き出し方法はこれで正しい?」と
迷う方は多いのではないでしょうか。
この記事では印刷会社の立場から、
Affinityを使ったタペストリーデザインの作り方を、
ぬりたし設定・CMYK・解像度・仕上がりサイズなどの初期設定から、
印刷用PDFの書き出し方法まで、初心者向けに基本を押さえて解説します。
Affinityでタペストリーを作って入稿したい方必見の内容です!
新規作成→ドキュメント設定
今回は、レギュラーサイズ(W1000xH2000mm)のタペストリーを作ります!
まずはAffinityを起動して、右上の”+”マークをクリックしてファイルを新規作成します。
すると”ドキュメント設定”が開きます。
このドキュメント設定で、仕上がりサイズ・ぬりたし・解像度・カラーモードなどを設定していきます。

上から
| 項目 | 設定内容 |
| ドキュメント単位 | ミリメートル |
| DPI | 150 |
| ページ幅 | 1000mm |
| ページ高さ | 2000mm |
| カラーフォーマット | CMYK |
| カラープロファイル | Japan Color 2001 Coated |
| マージン | オン |
| (マージン) 左 | 3mm |
| (マージン) 右 | 3mm |
| (マージン) 上 | 90mm |
| (マージン) 下 | 90mm |
| 裁ち落とし | オン |
| (裁ち落とし) 左 | 3mm |
| (裁ち落とし) 右 | 3mm |
| (裁ち落とし) 上 | 90mm |
| (裁ち落とし) 下 | 90mm |
このように設定していきましょう!
そのほかの設定は、基本的に初期設定のままでOKです。
ポイント
- 単位はmm(ミリメートルで)
- 解像度DPIは、インクジェットプリントの場合、100~150DPIが推奨
- カラーフォーマットはCMYKで
- マージン:仕上がりサイズ内での「ここより内側なら安心して要素を配置できるライン」の設定です。
タペストリーの場合、上下の端から90mmはタペストリーのパイプや縫製エリアにかかる場合があります。なのでマージンは上下90mm左右3mmで設定しています。 - 裁ち落とし:仕上がりサイズの外に伸ばす「ぬりたし」の設定です。
タペストリーの場合、上下90mm/左右3mmずつ必要となります。
デザイン
デザインするときの画面は下図のようになります。

仕上がりサイズ:白い四角部分
マージン:白い四角内の明るい青色ライン
裁ち落とし(ぬりたし):白い四角の外の青色ライン
こちらを基準に要素を配置していきましょう!
フォントのアウトライン
デザインができたら、フォントのアウトラインをとりましょう。
アフィニティでは、フォントのアウトライン機能は「カーブに変換」と呼ばれます。
対象の文字列を選択して、 レイヤー → カーブに変換
または
対象の文字列を 右クリック → カーブに変換 をクリックします。

アウトライン後の文字を選択するとこのようになります。↓

この時、アウトライン前のデータは別途保存しておくと、修正が入った時にも安心です!
PDFをエクスポート
最後に、PDFをエクスポートします。
Affinityの作業データ(.af形式)ですと、印刷の際にデザインが正しく表示されない場合がありますので、
入稿データはPDF形式のものをお送りください。
ファイル → エクスポート → エクスポート をクリック

エクスポートの設定が開きますので、 PDF(プリント用) を選び、設定をします。

| 項目 | 設定内容 |
| 裁ち落としを含める | オン |
| プリンターマークを含める | オン |
| コーナートンボを含める | オン |
上記の設定以外は、基本的に初期設定のままでOKです!
これで、 書き出し をクリックします。
出来上がったPDFはこのようになります。

PDFの確認ポイント
- 配置要素・文字に問題がないか
- 四隅に仕上がりサイズを示すコーナートンボがあるか
- コーナートンボの外に正しくぬりたしが設定されているか
- 100%表示にしたときに、写真やイラストがガタガタになっていないか
上記をチェックして、入稿データを送信ください!
いかがでしたか?
Affinityを使ったタペストリーの印刷データ作成は、
仕上がりサイズ・ぬりたし・マージン・PDF書き出しのポイントを押さえれば、決して難しくありません。
本記事の設定を参考にデータを作成いただければ、
大判タペストリーでもスムーズに印刷・制作が可能です。
インクイットでは、サイズ自由・短納期対応のタペストリー印刷を行っています。
イベントや展示会、店頭装飾などにタペストリーをご検討の方は、
ぜひ商品ページもあわせてご覧ください。
【こんな記事も読まれています】
Canvaカスタムサイズ完全ガイド|mm設定・最大サイズ・縮小データの作り方まで解説




コメント