CMYKプリントで金色&銀色を表現!初心者向けおすすめCMYK値とデザインのコツ

データの作り方

こんにちは!インクイットブログ担当です。

特別感や高級感を演出したいときに使われる金色や銀色。CMYKプリントでは印刷できないから・・・とあきらめていませんか?

今回は、インクジェットプリントでゴールドらしい色/シルバーらしい色をプリントするためのCMYK値とコツをご紹介します!

CMYKで金色・銀色はプリントできる?

結論から言うと、いわゆるCMYKカラーのインクでは、金色や銀色のインクでの印刷はできません。

メタリックインクを搭載したインクジェットプリンターもありますが

一般的なCMYKインクを用いたインクジェットプリントではメタリックな質感を出すことはできません。

そのため、インクジェットプリントで「金色」や「銀色」を表現をするためには、デザインデータの色味(CMYK値)などを工夫していく必要があります!

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CMYKで金色らしさを表現する!

おすすめのCMYK値

CMYK値で金色らしい色を作る、ということはメタリックな質感抜きで金色らしい色を作る、ということです。

この場合、ズバリ”なるべく金色らしい黄土度色”を作るようなイメージで配色をするのがおすすめです!

その場合のCMYK参考値はこちらです!

CMYK値の参考・赤金(赤みのある金色の場合)

その1 C:35% M:45% Y:75% K:1%

その2 C:25% M:30% Y:70% K:0%

CMYK値の参考・青金(青みのある金色の場合)

その1 C:35% M:40% Y:80% K:1%

その2 C:30% M:30% Y:70% K:0%

上記はあくまでも参考値となります。

実際にデザインをする際は、上記の値を参考にしつつ、デザインに使用しているカラーとのバランスを見て配色してみてください!

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赤金(あかがね)と青金(あおがね)とは

赤金(あかがね)と青金(あおがね)は、金属の光沢や色味を表現する際に使われる言葉です。

金色のうち、それぞれ赤みを帯びた金色・青みを帯びた金色のことです。

赤金は、赤みを帯びた金色を指します。銅や金を混ぜた合金や、赤みのある色調の金属に見られることが多いです。暖かみのある高級感を演出したいデザインに適しています。

青金は、青みを帯びた金色で、冷たさや神秘的な印象を与えます。白金(プラチナ)や銀との組み合わせで表現されることが多く、洗練された印象を与えるデザインに使われます。

赤よりにするか、青よりにするかの色味はデザインに合わせて選んでみましょう!

グラデーションを加える

CMYK値を設定してみたものの、単色だとなんだかのっぺりして見えませんか?

そんな時は、プラスひと手間グラデーションを加えてみましょう!

簡単なやり方の一例を紹介します。

イラストレーターの場合は、グラデーションスライダーの

片方の端に濃いめの金色A・もう片方に少し薄めの金色B・中央に光沢をイメージした薄い黄色~ベージュの色C

を配置すると

こんな感じになります!

どうでしょう。単色だけの時より、輝いている印象になりました!

グラデーションに使う色数を増やしたり、スライダーの間隔を調整することで、よりリアルな表現ができますので試してみましょう!

ただし、グラデーションですと細めの文字などは読みにくくなることもあるので使いどころに注意しましょう。

CMYKで銀色らしさを表現する!

CMYK値で銀色らしい色を作るときは、”なるべく銀色らしいグレー”を作るようなイメージで配色をするのがおすすめです!

おすすめCMYK値・銀色

その1 C:0% M:0% Y:0% K:35%

その2 C:0% M:0% Y:0% K:20%

上記はあくまでも参考値となります。

実際にデザインをする際は、上記の値を参考にしつつ、デザインに使用しているカラーとのバランスを見て配色してみてください!

グラデーションを加える

CMYK値を設定してみたものの、単色だと単なるグレーにしか見えない・・・そんな時は、プラスひと手間グラデーションを加えてみましょう!

イラストレーターの場合は、グラデーションスライダーの

片方の端に濃いめの色A・もう片方にAより少し薄めの色B・中央に光沢をイメージした薄いグレーの色C

を配置すると

こんな感じになります!

どうでしょう。単色ですとただのグレーに見えてしまっていましたが、光沢感を表現することで銀色らしさがアップしました!

金色の時と同様、グラデーションに使う色数を増やしたり、スライダーの間隔を調整することで、よりリアルな表現ができますので試してみましょう!

細めの文字などは読みにくくなることもあるのでつかいどころに注意しましょう。

デザインへの活用法

・”売り上げNO.1”や”○○賞受賞!”などの権威付けの箇所に

・店舗の新規オープンや結婚式など、特別感・高級感を出したいシーンに

・料理のメニューなどで、上質な素材を使っていることをアピールしたいときに

暗めの色や濃い色と合わせて使うと、輝き感がより強調されますね!

金色・銀色をイメージさせる色合いの中でも、より黄色っぽい金色や、落ち着いたトーンの金色など、色味で雰囲気が変わって見えますので、イメージに近い色合いになるよう、工夫してみましょう。

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特色で言うと

オフセット印刷などで使用される”特色”での色番号としては、DIC株式会社のDIC619(赤金)/DIC620(青金)/DIC621(銀色)が金色・銀色にあたります。

特色を便宜的にCMYKに置き換えた値は以下の通りです。

DIC619(赤金) C:25% M:39% Y:51% K:0%

DIC620(青金) C:33% M:37% Y:58% K:0%

DIC620(銀) C:54% M:45% Y:44% K:0%

光沢感がないと、いわゆる金・銀よりも落ち着いた色味に感じますね。

実際の特色インクであれば光沢感のある仕上がりとなるので、見え方としては上の画像よりもっと明るく輝いた印象になります。

特色インクは、インクジェットプリントでは使用できませんが、配色の参考にしてみるといいのではないでしょうか。

【こんな記事も読まれています】特色とは?インクジェットでプリントできる?

注意点・プリント後の仕上がりについて

デザインをするときのディスプレイなどの環境で、色の見え方は変わってきます。

また、実際印刷の色と画面上で見る色とは全く同じにはならない、ということは覚えておきましょう。

また、印刷する素材(メディア)によっても、色味が変わる場合もあります。

印刷する素材そのものの色や、インクの定着の仕方が異なるからです。

色にこだわって仕上げたい場合は、本番と同じ素材で一度印刷して確かめておくと安心です。

例えば、タペストリーの印刷前に、A3サイズくらいに縮小したデザインを印刷して見る、こだわりたい色味のカラーだけ印刷してみるなど。

ご不明な点がある場合は、お気軽にお問合せください。

画面と印刷での色の違いとは?RGB・CMYKカラーについて

また、インクイットではデザイン作成をご依頼いただくことも可能です。ご自身でデザインを作ることが難しい場合は、お気軽にご相談ください。

まとめ

いかがでしたか?

ゴールドやシルバーといったメタリックカラーは、少しの工夫で手軽に高級感や特別感を演出できます。

デザイン初心者の方でも、今回お伝えしたおすすめのCMYK値やグラデーションの使い方を取り入れるだけで、デザインの幅が大きく広がるはずです。

ぜひ、参考にしてみてください!このブログが皆さまのデザイン活動の一助となれば幸いです!

インクイットブログ担当

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