オリジナルで紙什器を作る際、どのような進め方をすれば良いのか。
発注する業者にどのような指示をすれば良いのか・・・・
不安な方も多いと思います。
今回はインクイット営業ブログ担当のUGが実例をもとに流れをご紹介!初めての方でもざっくりとした流れやPOINTを押さえておけばもう安心です!
初回の打ち合わせ段階で準備しておきたい情報
最初の打合せ時に下記のような情報があるとスムーズに進みます。イメージが無ければ制作会社に聞けばいくつかパターンを出してくれると思います!
- 什器を作る目的:展示会で新商品をPRしたい。商品と一緒に什器を納入したいなど。
- どこで使うのか:店頭のゴンドラ什器の棚に乗せる、床置きするなど。
- ディスプレイする商品のスペック:サイズや重さ形状など。
- 作りたい数:10個なのか1,000個なのかざっくりしたイメージで問題無いです。
- イメージ:どう見せたいか。店舗で撮って来た什器の写真やネットで拾った画像でも大丈夫です。
【実際の事例をもとに制作の流れをご紹介】
ここからは、実際に当社で手掛けた案件をもとに、制作の流れを紹介いたします!
↑展示会で商品をPRするディスプレイを制作させていただいた事例です。商品がしっかり見えるように展示し、説明などの訴求部分のスペースも確保しながらシンプルですっきりしたイメージの什器をご希望されておられました。また、展示会出店後に店舗展開されますのでその際に対応できるよう量産も考慮した設計や材質選定を行う必要がありました。
制作の流れ①~設計~
打ち合わせで決めた要件に沿って設計を行い図面を作成し、設計図面を使って試作を行います。ホワイトダミーや白メカ等と呼ばれる無地の什器を作成します。そのホワイトダミーに実際商品を展示してみて、サイズや強度、見え方などを確認していきます。紙の厚みや、組み立てた時の角度・強度・・・実際に形にしないと分からないところもあります。ちょっとした角度やサイズ感など、もっとこうしたい!という意見も出てくるかと思います。そういった要望を制作会社に伝えて修正をしてもらいます。ここは妥協せずしっかりと要望を伝えましょう!
↑商品を置く穴の深さや角度にこだわり3回ほど試作を繰り返しました。せっかくオリジナルで作るので納得のいくものを作りましょう!
制作の流れ②~デザイン~
設計が決まれば次はデザイン作業になります。デザインは制作会社に依頼するのか、自社で行うのかで流れが変わります。制作会社で行う場合は、「画像」「ロゴ」「文言」などを支給してイメージを指示する場合が多いかと思います。自社で行う場合は、制作会社から設計図面を支給してもらいます。その設計図面にデザインを落とし込みます。デザインソフトはAdobe illustrator®を使用します。パーツ毎にデザインしていきますので、どの部分に使われるパーツなのか良く理解して作業していく必要があります。組み立てたらデザインが逆さまだった・・・なんてことのないように注意して進めましょう!
↑デザインはこのように展開図に落とし込みます。ヌリタシ作成など専門的な知識も必要になります。
制作の流れ③~制作~
設計とデザインがFIXしたらいよいよ製造開始となります。本製造前に色校正やカラーダミー(色付きの試作品)を作成する場合もあります。作る量(ロット)や納期、予算によって進行は変わってきます。印刷・加工方法もロットによって異なります。一般的には量産はオフセット印刷+トムソン抜きです。小ロットの場合はインクジェット+CADカットとなります。それぞれ経済的に作ることのできるロットがありますので、内容に応じて制作会社から提案してもらいましょう。組立梱包はロットに関わらずどちらも手作業になります。
↑展示会用で小ロットの為、インクジェットで制作しております。インクジェットプリントは版を作らないので多品種小ロット対応も可能です。発色も抜群です。
制作の流れ④~納品~
納品に関しては荷姿や数量、場所などを制作会社に指示をします。例えばA店に2個、B店に3個、C店に1個など。又は倉庫に一括納品など。基本的には制作会社で対応できる場合が多いと思います。外装ラベルや同梱物が必要な場合は余裕を持って依頼をしましょう。
↑ビッグサイトに納品させていただきました。他の装飾物ともあいまって商品やブランドをPR出来ている良いブースでした!
ご相談はこちらから
インクイットでは、販促什器やディスプレイの設計・デザインの構想段階からご相談可能です。また什器(ディスプレイ)だけではなく、販売促進に必要なPOPやサイン、ノベルティ、チラシ、ARなどもワンストップで制作が可能です。これらの設計などの商品はサイトではご紹介しておりませんので、お電話/お問い合わせフォーム/LINEなどでお問合せください。